2016年08月31日

【書評】100万回生きた猫 [佐野洋子]

『100万回生きた猫』というのは非常に有名な絵本です。それも子どもが読むもの(読むように言われますが)ではなく、大人が読んで深く考えるような本です。

大人が読むと、解釈がいくつもできます。そういう隙間というか余白があるのが、名作のゆえんなのでしょう。



ストーリーは絵本なので短いので紹介はしないことにして、簡単にいうと、生きているときに感じる幸せとはなんだろう、というのがテーマなんだろうと大体の読者は思うでしょう。

しかし考え始めると、眠れなくなるくらいいろいろ考え始めます。幸せな状態で死なないと、ちゃんと死に切れないんだろうか?幸せな状態で死ねる人なんて100人の内、何人なんだろう?などと考え始めると眠れなくなります。

しかし、深く読み込まなくても、ああ、幸せっていいなあ!という感じで読み終わってもいいのでしょう。

日本には、「どう生きるか」「どう死ぬか」というのを大人になっても考え続ける習慣があるようです。死に様とか生き様という表現が、演歌や小説やマンガにイヤというほど出てきます。

深く考えるか、幸せっていいなあ!で終えるか。それは皆さんが、生きること、死ぬことをどれだけ考えてきたかで変わるようです。

ぜひ読んでみてくださいね。


この書評は、ブログ「日本文化研究良書・トンデモ書紹介」より、筆者の許諾を得て転載いたしました。
http://japanculturebook.seesaa.net/article/441092483.html

※※※
会は読書会の活動を終了いたしましたが、本ブログにて元会員、あるいは投稿希望者の書評を受け付けております。引き続きよい本を読みたいという読者の皆様と共に歩んで参りたいと思います。


posted by 日本書を選定して読みあう会 at 12:21| Comment(0) | 日本書候補書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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