2012年06月27日

【書評】科学の方法[中谷宇吉郎]




科学が行き着くところまで行き着くとターミネーターのようなものが出てきて、もはや人間が制御できないところで暴走を始めるのではないかという不安を持っている人は多い。実際そういう不安があるのでハリウッドのSF映画は興行が成り立っているわけであるし、昨年の福島の原発事故の様子を見てその思いを強めた人も多いと思う。

しかし、今日紹介する中谷宇吉郎氏の『科学の方法』を読むとこの科学に対する見方が少し変わる。本書は科学に対する見方と方法との両方を分かりやすく書いた古典ともいえるもので(初版1958年)、中谷氏は、科学とは独自に暴走したり人間が一方的に制御したりするものではなくて、あくまでも自然を人間が理解できる見方で切り取って限界を知りつつ構成していったものであり、科学は人間と自然とが共同作業で作った物である、と考えている。
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2012年06月25日

【イベント告知】第三回読書会を7月29日東京都立川市で開催します

第三回「読もうよ、日本書!」街での読書会を開きます。

日時 2012年7月29日(日)10:30から11:50

場所 東京都立川市柴崎学習館会議室
地図 http://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/section/detail.jsp?id=167
※立川駅南口から徒歩8−10分程度の便利なところです。
参加費用 無料

参加予約 nihonsho@gmail.com(菅井まで)
人数18人まで
※部屋は入れる人数に制限がありますので、必ず事前に参加希望のメールをお送りください。

<<読書会のやりかた>>
・6人程度の3グループに分かれます。
・それぞれのグループにあらかじめファシリテーターがいます。
・なるべく第一回から三回投票までの日本書候補リストに入っている本を選んでお読みになってお持ちください。
・ただし、日本書候補として新たにリクエストしたい本がある場合それを紹介くださっても結構です。その場合読書会が終わった後、必ず、このリクエスト受付欄で書き込み(←クリックするとリクエストのページが開きます)してください。

読書会では一人持ち時間10分で、以下のことを順に話してください。

自己紹介
1.持ってきた本の概要
2.自分が感銘を受けたりその本から得られたことについて
3.ほかグループメンバーにもしその本のような状況になったらどうするかなどの問いかけ
※概要は、本の内容を知らないメンバーも多いのであまり内容からかけ離れないで要領よくまとめてください。問いかけは質問や雑談ではなく、本に紹介されている内容や状況にもしメンバーが出会ったらどうするかというように本と関連付けてください。

・名刺の交換、メンバー間の交流については終わってから個々人で自由に行ってかまいませんが、会では個人間の交流中に起きたいっさいの活動に関して責任を取りません。会場は30分前に入れます。また会の後も12時まで会場に居られます。

・読書会の最中に報告用の写真を取らせてもらうことがありますのでご了承ください。

それでは日本書の価値を伝え合う有意義な読みあう会にしましょう!

お申し込み・問い合わせ nihonsho @gmail.com (菅井まで)
@の前の空白を消してください。スパム防止のため空白を入れています。

次回は山梨県甲府市で計画しています。

日本書を選定して読みあう会
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2012年06月22日

6月24日(日)の読書会は会議室でなく店内で行います

第二回「読もうよ、日本書!」街での読書会は、2012年6月24日(日)
10:30から11:50に銀座ルノワール新宿三丁目ビックスビル店で行いますが、
中のマイスペース三号室という会議室で告知を出していましたが、
店内の普通の席で行います。

本を広げているグループがあればそれが当会ですが、もし見つけられない場合、
トップページに出ている会の代表直通電話にご連絡ください。

会場の地図 http://standard.navitime.biz/renoir/Spot.act?dnvSpt=S0107.2103
※近くにニュー新宿三丁目店がありますが、別店舗です。お間違えのないように。

それでは有意義な読書会にいたしましょう。
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2012年06月20日

【書評】民法(日本国)



※民法はこの内田氏の本が日本書候補としてエントリーしているのではなく、日本国の民法そのものとしてエントリーしています。内田氏の本書は民法を勉強したいという方への代表的な参考図書として挙げています。


法律というと固くてとっつきにくく、できれば一生関わりたくないと思っている人もいるかもしれない。その場合にイメージしているのは、何が罪でどういう刑になるかを規定している刑法の方で、今日紹介する民法の条文は実に様々な身近な生活に溶け込んで馴染みやすいものが多い。
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2012年06月13日

【書評】経営学[小倉昌男]




2012年の現在、身の回りにある物や世の中の仕組みのようなもののほとんどが1980年代からあまり変わっていないことに驚く。当時なかったのはパソコンくらいで(一応大学の研究室にはあったが、家庭では高額なせいでマニアの間でしか普及していなかった)後は大体同じものか、原型のようなもの(例えばテープ式のビデオデッキが今DVDやブルーレイになっている程度の小さい変化)がすでに80年代には出揃っていたといえよう。

宅急便のシステムもその一つで、ヤマト運輸が宅急便を始めたのは1976年のことである。最初に営業を開始した日に扱った荷物の数がわずか11個(!)そこから5年間配送する荷物は増え続け1980年には経常利益が39億円もの巨大な業態へと宅急便は成長する。
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posted by 日本書を選定して読みあう会 at 23:23| Comment(0) | 日本書候補書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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